先週の木曜日(14日)が最終出社日で新卒から約5年半勤めた会社を退職した。
次の会社は1月からなので12月いっぱいお休み。
またお休みのうんぬんは追々書くにして、今回は最終週を振り返ろうと思う。
と言ってもまだ、1週間しか経ってないのか?と思うくらい遠い記憶。
12日(火)
私が誘って会社に入ってくれた後輩とランチ。たわいもない話をして、残る彼に会社のネガは言えないよなあと思いながら、何で転職するんですか?という質問にはいい方向の理由だけ言った。
最後こまかな引継ぎを思い出して、引継ぎでカレンダーが埋まる。
せっかくドライブ整理のために、午後をブロックしておいたのにほぼ全部引継ぎMTGで埋まった。。
あー自分たくさん仕事してたんですね、と思う。
夜はオフィス下のカレー屋で部の送別会を開いてもらった。
オフィスが8月に移転して、まだオープンしたてのビルに入居したのだけど、そのビルで新しく営業を始めたらしいカレー屋さん。
私は大のカレー好き(だった、今は殿堂入りした)なので、仲のいい先輩が気を利かせてセレクトしてくださった。感謝。
この日がお店にとっての初のコース料理提供ということで、宣材写真に協力するなどもした。
ありがたいことに、部署の8割くらいの方が参加してくださって、席を移動しながらちょっとずつ会話。
けど、部署の飲み会みたいな感じで正直やめる実感がわかなくて、囲われて写真撮るのもなんかぎこちなくて、最後のあいさつも下手くそなよくわからん感じにしてしまった。反省。
この日の夜、夫が寝返りを打った時に手が顔に当たって3時ごろ起きてしまい、そこから2時間半寝れなかった。
引継ぎのことをあれこれ思い出すことから始まり、仕事のこと・キャリアのことで頭がいっぱいになって、寝転がってるけど全然寝れない。こんなことになったのは人生で初めてレベルかも。
たまに上に載ってくる猫をなでながら、ああ「あと2日なのか」とモーレツな淋しさに襲われて泣いた。(翌朝の顔はひどいもんだった)
13日(水)
この日も引継ぎと定例会議でカレンダーがいっぱいだった。やらねばいけないドライブ整理は全く進まない。
ランチは同期の2人と。同性ならではのプライベートと仕事のバランスどうするのか、いつ育休とってやめるのがいいのか、など話して、こういうのって同期じゃないと話せないんだよな~と思いながら、いろいろぶっちゃけた話ができてよかった。
午後、接点はうすいが関連部署全体のMTGがあり、そこで軽く挨拶をする。そこにいる方は一部しか会話したことがないはずなのに、なぜかすごく悲しくなって泣きそうなのをこらえて話した。ここで、ああ「明日はやべえだろうな」と気づく。
本当にぎりぎりまで仕事してるので、まだ取引先の訪問にも出て、これもあと二日の名刺だぜ、なんて思いながら名刺交換をした。
帰り際、10か月間、内定者インターン生として一緒に頑張ってくれていた後輩からプレゼントをもらう。ふいに泣きそうになるが、強がって冷たい態度をとってしまったのは自分の不器用さだな。
夜は、社内報を一緒に有志でやっているメンバーとの送別会。私のリクエストで別のカレー屋で(2日連続カレーだったのは誰も知らない)。
このメンバーとはもう3年半のお付き合いで、メンバーは入れ替わりつつ、本業以外の私の居場所だった。社内報をやる手前のPJTのときからお世話になっている方をはじめ、本当にお世話になりっぱなしで、あのPJTや社内報がなければ、マーケの道にも異動できなかっただろうし(この活動を見て当時の部長が声をかけてくれた)、そもそも会社ももっと早くにやめていたかも。
正直、いまの人数でも運用体制はぎりぎりだし、この活動にはまだまだやり残したことがあったのだけど、自分のキャリアを優先してしまった罪悪感が少しあった。
けどそんなの関係なく、たわいもない話をして、楽しい時間を過ごさせてもらった。
最後にプレゼントです!とこれまで社内報で関わった方含めての木の板の寄せ書きとマーガレットハウエルとミズノがコラボしたポケッタブルリュックをいただいた。
これを選んでくれたのは1年目のときに、就活生としてOB訪問を受けたときからの縁の後輩。服とか映画とかの趣味が近くて、センスがよすぎた。
次がいまより堅い業界にいくので、アーキテリクスのカーキのリュックを使っていた私に、大人なビジネスなリュックを選んでくれたという。
それなのにごめんな。1週間前にAerの黒リュックを買い、よせばいいのに今の会社残り1週間のところで我慢できずに黒リュックデビューしてしまって。
後輩曰く、会った瞬間、そのリュック姿に絶望したらしいけど、ポケッタブルなのめちゃめちゃいいし、12月旅行にいくので、最高ですよ。
プレゼントをもらったあと、1人1人コメントしていくみたいな感じになって、みんな泣きながら話してた。もちろん私も。ありがたいね。
返ってくる途中に、明日部署のみなさんにメッセージを送ろうと思って電車でつらつら1人1人に対して書いてたのに、帰宅したタイミングで下書きが消えて絶望。
けどやっぱり書きたいとおもって、よなよな書いた。
そのあとドライブ整理だーと2時間くらいかけてやった。PJTの残骸とかマーケに来た時に頑張ってたやつとかいろいろ発掘されて、がんばってた自分と久しぶりに再会すると同時に、今回こういう選択肢しか取れなかった悔しさとか、当時昇華できなかった施策のもどかしさとか、とにかく会社の人と離れる淋しさとかで辛くなって、泣きながらドライブの整理をした。3時就寝。
14日(木)
最終出社日当日。
行きの電車で、火曜の失態を取り戻すために、退職挨拶をしたためる。きっと泣きすぎて読めないから誰かに代読してもらうための保険でもある。
1日かけてオフィス回らないと挨拶回りが終わらないだろうな~と思いつつ、なぜかポロポロ仕事がでてきて、朝もぎりぎりまで仕事してた。ツメの甘さだ。
案の定、挨拶回りしはじめたら、泣きモードで。なんで泣いてるのか分からないけど各所で泣いてた。淋しいよね。
100個用意したお菓子はあっという間になくなってしまって、自分の部署用にお菓子を買いに走ったりもした。
結局タイミングが合わずに挨拶できなった人もいっぱいいて、同期のSlackにメッセージ送ったり、退職挨拶メール送ったりしよって思っていたのに、帰宅してから思い出した。最後まで本当にバタバタしてるのが自分らしいっちゃ自分らしい。
肝心の前日にしたためたメッセージは送信予約していて、みんなのうるっとを誘えてよかったし、退職挨拶もやっぱり2文目で泣いてしまって詰まったので、代読してもらった。
ありがたいことに寄せ書きの色紙もたくさんいただいて、本当に人に恵まれた会社生活だったなあと感謝の気持ちでいっぱい。
何か成果を残せたかとか、この仕事やってやったぜ!とかは全く誇れないけど、ここまでいろんな人とつながって送り出してもらえることには自信を持ちたい。
終わってから家に帰って、毎週会社の先輩と一緒に行っているバスケにも参加して、いつものサイゼリヤコース。今日は2年前引継ぎで大喧嘩した同僚(和解済み)も一緒で、こういうつながりもありがたいよな、と思う。
これが1週間前なんて信じられないな。まじで。
15日(金)
ニート1日目。余韻に浸りながらたらたらする。
会社勤めの間はSlackを土日関係なく無意識に開いちゃう人だったので、もう解除されたSlackに縛られたくないなと思い、スマホの画面の整理をした。
夜、入社してすぐの上司とご飯。たわいもない思い出話や、その方が社内婚にいたったまでの経緯とか、楽しい時間だった。
当時は、本当に怖い人で嫌われてると思って接してたけど、「私がXXちゃん(私)のこと嫌いだと思って接してたよね?」と見透かされてて「えええええ、ばれてましたか」という気持ち。
なんで会社やめるの?次何するの?ともちろん私の話も聞かれて、「次楽しみ?」という質問には即答できなかった。それを察してか、上司が人事に異動したときの思いとかを話してくれた。
その方は、新卒で入って最速で表彰・昇進をしていて、この会社のこの人ありという感じの方だった。だからその分、自分の選択をできていない・自分のために生きられていない感じがあったという。だから、人事に異動になったときやそのあと、そういう自分の姿勢から脱出するために、自分に向き合って、ちゃんとコトに向かって今の自分があるのだと。
私も形は違えど周りに求められている自分を作っている感じはあって、わかるなという反面、今回も周りからのことで転職を決めたよな、とはっとさせられた。
だからこそ次はちゃんとそれを脱却したいし、ちゃんとコトに向き合えるようにしたいなと思った。ここで変わらないとまた同じことを繰り返すだけだ。
私のことを見抜いて、いろんな話をしてくれる上司に感謝だし、当時は怖すぎて本当に苦手だったけど、やっぱりこの人の下で最初の1年を過ごせてよかったなという気持ち。
帰りにお礼のメッセージを送ったら、「選んだ道を正解にしなきゃ、頑張らなきゃとなると思うけど、それだけを目的にしないようにね。意固地にならず。」と返ってきた。
ここまでお見通しなのか・・・・・・ぐうの音も出ない。
意固地になってないか。
自分の人生を生きられているか。
迷ったり辛くなったりしたら立ち返ろう。
本当に人に恵まれた1社目の生活だった。
ありがとうございました。